創業からまもない時期にオフィスの新設や移転を考えたとき、「採算度外視で、とにかくカッコいいオフィスにしたい！」と言える企業はそれほど多くないかと思います。でも、費用や時間、労力などを抑えて、デザイン性の高いオフィスに入居できるとしたら……？

今回の記事では、コストを抑えて魅力的なオフィスへの入居を実現できる「セットアップオフィス」についてご紹介します！

「セットアップオフィス」とは？

セットアップオフィスとは、デザイン性に優れた内装をあらかじめ施しているオフィスのこと。主に、受付やいくつかの会議室が造作されているオフィスが多いですが、中にはデスクやチェアなどのオフィス家具が用意されている物件もあります。

オフィスの新設や移転について検討を始めた方なら、「居抜きオフィスとは違うの？」とギモンに思われるかもしれません。

入居企業から見た居抜きオフィスとの大きな違いは、造作物（受付や会議室のパーテーションなど、前の入居企業が独自に設けた内装）やオフィス家具の引き継ぎ範囲が問題にならないことです。セットアップオフィスは造作物やオフィス家具を含めてまるごと賃貸する契約のため、居抜きオフィスのような話し合いや煩雑な取り決めが不要になります。

セットアップオフィスのメリット

入居時と退去時のコストが削減できる！

セットアップオフィスでは、オフィスの内装工事にかかる設計費用や施工費が発生しません。オフィス家具が用意されている場合、その購入や移設の費用も不要です。つまり、入居にかかるコストをグッと抑えて入居することができるんです。

また、セットアップオフィスの中には原状回復義務がないものもあります。そういった契約内容のセットアップオフィスを選べば、大掛かりな工事が必要な一般のオフィスと比べて、退去するときもリーズナブルです（詳しくは確認の上、わからないことがあれば担当エージェントにご相談くださいね）。

オフィス開設・移転にかかる労力と時間を削減できる！

オフィスを構えるとき、イチから創り上げようとするのは意外と大変なもの。社員の数に合わせたデスクの配置や会議室の場所など……さまざまな検討やデザイン会社・施工業者との入念な打ち合わせ、ビルの管理会社とのやりとりが必要です。

また、内装工事が着工してから実際に業務を開始できるまでには、一般的に数ヶ月間の期間を要します。もちろん、その間にも業務を止めるわけにはいかないので、賃料の二重払いは避けづらいものです。

これに対して、セットアップオフィスでは内装工事がいらないため、入居までの労力や時間を削減することができます。

セットアップオフィスはこんな企業にオススメ！

セットアップオフィスがオススメなのは、「コストを抑えて、手軽にデザイン性の高いオフィスに入居したいベンチャー企業」です。

ベンチャー企業では、急速な事業拡大によって社員数が大幅に増大し、一年ごとに移転を検討しなければいけないケースも少なくありません。規模の拡大に柔軟に対応するためには、費用・労力・時間を抑えて入居できるセットアップオフィスがオススメです。

ただしセットアップオフィスは、「会議室を増やしたい」「企業独自のデザインにしたい」など、具体的な悩みに個別対応するのは不得意です。そのため、創業時からオフィスにこだわって独自の色を打ち出していきたい企業や、規模の拡大よりも少数精鋭で事業を育てていきたい企業にはそれほど向いていません。

それを踏まえて、セットアップオフィスに興味を持っていただいた場合は「居抜きオフィスナビ」をチェック！ 「居抜きオフィスナビ」には、居抜きオフィスのほかにもセットアップオフィス物件を多数掲載しています。