株式会社 エージェントセブン
東京都港区西新橋3-5-9 HOYO新虎ビル 7F
「想像を超える出会いを創造する」をミッションに掲げ、人材紹介サービスを展開する株式会社エージェントセブン。2023年夏、進化し続けるオフィス街・虎ノ門に建つHOYO新虎ビルへオフィス移転をされました。オフィスに込めた想いや移転ストーリーについて、執行役員の相川様にお話を伺いました。
人材紹介のプロが転職のその先を共に
――御社のサービスの特徴・強みをお聞かせください。
主にスタートアップベンチャー向けの人材紹介事業を展開しています。転職のサポートだけでなく、その後のキャリア開発まで伴走するカスタマーサクセスチームがあることが私たちの強みであり特徴です。
――転職後のサポートもされているんですね。御社ではどのような方が多く働かれていますか?
人材紹介オタクのような、この業界で長く働き、この仕事が大好きなメンバーが集まっていると思います。自分のことよりも企業や支援した方に対して貢献したいという気持ちが強く、それをモチベーションとしているメンバー達なので、転職からその後のサポートまで一気通貫で行うことを強みとしています。また、志を持っている人が多いですね。最近も、ゲストハウスを経営したいという野心を持っていた社員がそれを実現し、エージェントとゲストハウス経営の二足のわらじを履きながらイキイキやっています。仕事にかかわらず、何かしらの志を持っているということを大事にしています。
――御社はフルリモート可能とのことですが、現在の出社率はどれくらいですか?
約2~3割です。このオフィスもフル出社を想定していないので、ある程度ゆとりがあり居心地が良いと感じられる設計にしています。フルリモートでも仕事ができますが、出社頻度は各自の判断に任せていて自律的に働けるようにしています。オフィスに来ると偶発的に他のメンバーとコミュニケーションがとれ、仕事の着想にもつながるため、結果的には週1~2回のペースで出社するメンバーが多いです。
「問い」が立てられる空間を探して
――どのような条件で物件を探されていましたか?
最初は条件が定まっていない状態から相談させていただき、小宮さんには壁打ち相手になってもらっていました。物件を探しながら新オフィスに必要な要件を決定していきましたね。ただ、エージェントという仕事柄、会議室と個室ブースは必須の条件でした。また隣や後ろの席との間隔を広めに取れる、ゆとりのある執務エリアの確保も重視しました。そうして物件を見ながら条件を固めて行く途中で、自分たちの理想を作ろうとするとこだわりが次々と出てくるので内装付きのセットアップオフィスでは厳しいと感じるようになりました。ゼロから自分たちで内装を作れるような空間であることが大事だと気がつくことができました。
――HOYO新虎ビルに決めた理由をお聞かせください。
新築だったこともあり、オーナーさんと一緒に理想のオフィス空間を作れるイメージが湧いたことはブレイクスルーになりました。また、立地が抜群に良かったです。虎ノ門は現在進行形で進化しており、ビジネス感度が高い人が多く働いているオフィス街というイメージでした。こういったところで働くことができるという点も決め手のひとつとなりましたね。
――移転に際してコンセプトは定められましたか?
「問いを立てやすい・問いが立ちやすい」オフィスをコンセプトとして定めました。
転職をした方が入社後も活躍し続けるための世界観の構築や、そのためのプラットフォームを作ることは決して簡単ではなく、壮大なテーマだと認識しています。正解の無い難題に対しては「問いを立てる力」が非常に重要だと考えています。問いを立てやすい環境を実現するにあたり、フロントで活躍するコンサルタントとカスタマーサクセスが縦割りに存在するのではなく、一気通貫でサービスを提供するために有機的な連携が生まれるような仕掛けを意識しました。こういったコンセプトは以前のオフィスでは実現は難しかったでしょうね。また、コンセプト設計から実装までメンバーを巻き込むことで、大きなギャップを生じさせることなく一体感をもってプロジェクトを進めることができたと思います。
――移転プロジェクトはスムーズに進みましたか?
はい。もともと予定していたスケジュールよりも前倒しで移転を完了することができました。実は、今回の移転はリブランディングのひとつの手段として考えており、コーポレートサイトのリニューアルも予定していたんです。当初は移転前にサイトリニューアルが完了する予定でしたが、あまりに物件探しがスムーズに進んだおかげで先に新オフィスへ入居することができました。
――相川様の新オフィスのお気に入りポイントがあればお聞かせください。
1階のカフェですね。(※HOYO新虎ビルの1階にはカフェが入居しています)自社のフロアだけでも大満足なのですが、よりリラックスできる「もうひとつの場所」として1階を活用しています。ちょっとしたミーティングも気分を変えて行えるのでとても気に入っています。
理想のオフィス空間を夢見て
――相川様にとって理想のオフィスとはどのような空間ですか?
理想はワーケーションに来ているようなオフィス空間です。現在も働き方のメインはリモートであり、週1~2回の出社がほとんどです。その中で、オフィスに来た時のワクワク感はワーケーションに似ているなと感じています。ただ、ワーケーションと異なる点は「仲間がいる」ということです。仲間とコミュニケーションをとりながらもワーケーションのような気分が上がる感覚で仕事ができる、そんなオフィスを作りたいと考えています。
今日(取材当日)も出社する時のワクワク感があり、オフィスへ来るのが楽しみでした。当然ですが自宅よりも集中できる環境を作る必要がありますので、今後も設備を整えて居心地が良い環境を作っていきたいですね。
――営業担当の小宮に一言いただけますか。
なによりもスピード感が素晴らしかったです。実は他の会社さんにもオフィス移転の相談をさせていただいており、それは小宮さんにもお伝えしていたのですが、スピードもご提案いただく物件も圧倒的でした。レスポンスの速さは仕事をする上でとても大事なことだと思います。小宮さんとのやり取りはストレスを全く感じることがなく、コミュニケーションのテンポがとても気持ち良かったですね。
――今後の事業の展望をお聞かせください。
転職がゴールではない、本質的にキャリア自立をサポートするためのカスタマーサクセスをより進化させていきたいと考えています。来年2024年からはカスタマーサクセスの中にスキルアップを目的としたリスキリング(※)サービスやビジネスコーチングサービス、さらにそれらを行き来するコミュニティ機能を追加予定です。なお、これらは事業化せずに、あくまでエージェントサービスの一環としてコンテンツ提供していくことで、損得を抜きにした純度の高い取り組みにしたいと考えています。結果として、今よりももっとエキサイティングに自己実現ができる人たちを増やしていきたいですね。
※リスキリング:働き方の変化によって今後新たに発生する業務で役立つスキルや知識の習得を目的に勉強してもらう取り組みのこと
――この度は貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました。
営業担当 小宮より
この度はご移転おめでとうございます。
オフィス移転に対しての熱量と目的意識を高いレベルでお持ちだったので、何とか応えようと準備しやり取りをしていたことがつい昨日のことのようです。オフィスへお伺いした際にお喜びの声を社員様より伺えたことが非常に嬉しかったです。新しいオフィスで問いを立て、素敵なご縁を創っていかれることを楽しみにしております。これからもエージェントセブン様と共に成長を続け、末永くお付き合い出来ればと存じます。
インタビュー・編集/木村
撮影/平井