仙台トラストタワー
今回ご紹介する「仙台トラストタワー」は、東北一の高さ180m(37階建て)の超高層建築物で、街のどこからでもその姿を認められるランドマークになっております。駅前エリアと官庁街をつなぐ都心の大動脈、東二番丁通りに面し、750m圏内にあらゆる都市機能を網羅するロケーションにあるのも魅力です!
低層階に商業施設「トラストシティプラザ」、6階~24階がハイスペックのオフィスフロア、25階から上階は「ウエスティンホテル仙台」の構成になっております。
証明された防災機能
「仙台トラストタワー」は2010年4月竣工の建物です。約1年後の2011年3月11日の東日本大震災では、市内も震度6強の地震を観測しましたが、従来からの防災への取組みにより、大きな被害もなくその有効性が実証されました。震災直後には東北管内が停電になってしまいましたが、速やかに非常用発電機を発動し、施設に電気の供給がなされました。
震災直後に「グリッド型BCP」の実践をして、被災地情報や被災者ニーズの共有により人的・物的支援を即座に行い、多くの帰宅困難者を施設で受け入れ、備蓄品や携帯電話充電スペースを提供するなど様々な支援を行いました。
高い耐震性能
ビルの機能維持を目指した耐震設計基準を採用。構造体を無被害にすること、また構造体の変形をより抑えることを目標に、【一般の超高層建築物に求められる性能の1.5倍の耐震性能】を実現しました。(現行の建築基準法で求められている地震波の1.5倍の地震動レベル(震度7クラス)の地震に対しても構造耐力上の安全性を確認しています。)
鉄骨断面の中に高強度コンクリートを充填した【CFT柱】の採用により、建物の強度と堅さを強化し、更に、コアフレーム内への【制震ブレース】【制震壁】の設置、外周フレームへの【制震間柱】の設置など、履歴系と粘性系の2種類の制震部材を採用した【ハイブリッド制震構造】により、極めてハイレベルな耐震性能を確保した建物です。
BCP対応
事業継続計画(BCP)の実現をバックアップする各種設備として、受電方式に3回線のスポットネットワーク受電方式を採用。
非常用発電機(テナント用非常電源としてビル実装非常用発電機より総計 1,000kVA 供給可能。)の実装、
その他、
緊急地震速報の全館放送、仮設トイレと敷地内井戸、防災備蓄倉庫(防災資機材や非常食など)
などの設備もあり、BCPへの取組みがされています。
オフィスのスペック
空調設備
各階18ゾーン、約120㎡ごとに温度調整・ON/OFF可能な個別空調
セキュリティー設備
非接触ICカードによる多段階(オフィス通用口、エレベーターホール、エレベーター内、貸室扉など)セキュリティーシステムの装備
電気設備
1回線が故障した場合でも他の2回線で電気を供給できる、3回線スポットネットワーク受電方式を採用。
ビル実装非常用発電機より総計1,000kVA供給可能で、テナント専用発電機及びオイルタンク設置スペース確保。
OAコンセント容量は標準60VA/㎡
駐車設備
24時間対応の自走駐車場設備有。
マップ
最寄り駅
地下鉄南北線・東西線・・「仙台」駅 徒歩6分
JR・・・・・・・・・・・「あおば通」駅 徒歩8分
住所 仙台市青葉区一番町1丁目9番1号
規模 地上37階、地下2階建
構造 鉄骨造(CFT柱)/一部鉄骨鉄筋コンクリート造 制震構造
延床面積 125,296㎡
竣工 2010年4月
天井高 2,900㎜(5階のみ3,000mm)
床仕様 OAフロア100㎜
床荷重 500㎏/m²
空調 個別空調
コンセント容量 60VA/m²
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