オフィス移転・開設マニュアル Step2 オフィスを内見し、申込物件を決定する

オフィスのご移転や開設をご検討されている経営者様・ご担当者様に、オフィス移転・開設の重要なポイントを3つのStepに分けてお伝えしていきます。本記事は「Step2:オフィスを内見し、申込物件を決定する」になります。

▶「Step1:オフィスの移転・開設を計画する」編はこちら。

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目次

  1. 物件情報の収集
  2. 内見時に確認すべきポイント
  3. まとめ

1.物件情報の収集

【条件や相場の把握】

賃貸オフィスの検索サイトなどを利用し、希望するエリアや広さの物件相場などの情報を収集しましょう。希望と相場に大きく乖離がある場合は、一旦希望条件を見直すことが必要です。

弊社でもオフィス検索サイトを運営しておりますので、
是非ご活用ください。

 

【賃貸オフィス専門の仲介会社から提案をもらう】

賃貸オフィスの検索サイトでは貸主様や現入居者様からの要望により、サイトに公開できない物件情報があります。

オフィス仲介専門の不動産会社であれば、非公開の情報や推定の賃料などを把握しておりますので、希望する条件の物件をスムーズに探すことができます。

STEP1でまとめた自社の希望条件を仲介会社に伝え、おすすめの物件を提案してもらいましょう。

 

【内見物件の選定】

同じくらいの面積でも、現地を確認した際に間取りや面積の計算方法で異なる広さに感じることはよくあります。希望面積帯周辺の広さの物件も内見されることをおすすめします。

募集賃料では、ご予算を超えている物件でも条件交渉が可能な場合もありますので、幅広い物件を内見されるとよいでしょう。

遠方の物件の場合や、テレワークですぐに現地に内見にいくのは難しいという方でも、リモート内覧サービスで、Web内覧・動画内覧・VR内覧が可能です。社内決稟議のためや、別の方にも内見してほしい場合などにもご活用ください。

 

【オフィスの多様な借り方】

これまでのオフィスの借り方とは異なる借り方が出てきています。本章でいつくか紹介いたします。

◆居抜きやセットアップオフィスという選択

最近、本来は撤去しなければならない造作物を残して退去する居抜きが認知されてきました。すべてではないですが、現入居者の原状回復費用が削減できることと、次の入居者は内装工事費を削減できること等、多数のメリットがあります。あらかじめ受付や会議室が設置されているセットアップオフィスも人気です。

 

◆サブスクリプション型オフィス(サブスクオフィス)

入居時にかかる初期費用を軽減することで入居時の費用面のハードルを下げることができます。

◆レンタルオフィス・シェアオフィス

起業まもない方や外資系企業の日本法人立ち上げ、短期のプロジェクト利用にもおすすめです。


2.内見時に確認すべきポイント

入居後に不満を感じないよう、物件資料には記載されていない、現地で確認すべきポイントをお伝えします。

◆採光・眺望

◆形状(デッドスペースの有無)

◆管理状態(清掃状況等)

◆空調(個別空調か、セントラル空調か)

◆周辺環境

◆他の入居テナント

◆エントランス開閉時間

◆エレベーターのサイズ、段差の有無、搬入経路(引越時や、日常的に搬出入物の多い企業など)

◆コンセント位置や電気容量

◆床仕様(OAフロアで床が上がっているか)

希望条件へ合致しているかどうかや、上記のポイントを踏まえて、申込する物件を選定しましょう。

 

3.まとめ

物件資料だけで候補物件を絞り込みすぎず、オフィス仲介会社のアドバイスのもとで多めの物件をご内見されることをおすすめします。

「当初の希望エリアとは異なるエリアだがよい物件が見つかった」、「ビル共用部に会議スペースがあったので、希望より少ない面積でも足りた」など、思いがけず、よいオフィスとの出会いがあるかもしれません。

 

必要面積の把握や効率的な配置のイメージ固めに…