アフターコロナの時代に参考にしたいオフィス5選

オフィスMUGのシリーズ企画「Power of the OFFICE」では、これまでに数多くの企業を取材し、これからの時代のオフィスづくりのヒントとなるような “パワー” をもたらすオフィスをご紹介してきました。 今回はその中でも、「アフターコロナ」の時代において参考になりそうなオフィスの事例をまとめてご紹介! これからオフィスの移転やリニューアルを検討されているなら、ぜひ参考にしてみてくださいね。

総務省 / #ABW #リモートワーク環境でのオフィスの意義

コロナ禍以前から、「Activity Based Working(ABW)」の考え方を取り入れた実証実験を進めてきた総務省。資料を紙で管理する文化、手戻りが発生しやすい役職順のデスクなどが課題だった従来型のオフィスから、若手主導で取り組みを進め、効率的でシームレスな働き方への転換を実現しました。 オフィス改革チームへのインタビューからは、ペーパーレス化やフリーデスク化などオフィスの “改革” を進める上でのヒントや、リモートワーク環境でも失われないオフィスの意義が見えてきます。 記事:総務省オフィス改革チームに問う、あたらしい時代の働き方とワークスペース。

株式会社バンダイ / #ソロワークとチームワーク #時代に合わせたオフィスのアップデート

2019年に創立70周年を記念し、「これまでの歴史とこの先の未来を感じていただける空間にしたい」という想いで1Fと2Fをリニューアル。現在と未来、そしてチャレンジの歴史を表現した空間づくりが印象的な内装になりました。
さらに2020年11月には、「コミュニケーションが活性化し、クリエイティブな発想が生まれるような環境にしたい」という目的で、本社ビル最上階の「スカイラウンジ」をリニューアル。まるでおもちゃ箱のような、カラフルでポップな色調が印象的です。 また、リモートワークの推進を受けて、「ソロワークとチームワーク」を融合したオフィスづくりを目指してレイアウト変更。社員へのヒアリングを実施しながら、各部署の要望をキャッチアップし、時代に合わせたオフィスのアップデートを進めています。出社とリモートワークのハイブリットな働き方を基本とする企業で、特に参考になりそうな考え方です。 記事:ソロワーク✖チームワーク 2軸のスペース作りが進むバンダイ本社に潜入

VAIO株式会社 / #ポリシーやブランドを反映したオフィス #共通の価値観を共有できる場

2020年12月に、東京オフィスを移転。コロナ禍でリモートワークが定着したことを受け、新しい働き方やブランドをオフィスに反映したことで、企業の精神を象徴するものとして、新オフィスを積極的に外部に発信するようになりました。 移転のコンセプトは、「Inspire」・「Thin」・「Showcase」。物件選びにも、“「機能」と「美しさ」を両立する” というブランドのポリシーが現れていたと言います。
オフィスをただ社員が集まって働く場所と捉えるのではなく、「共通の価値観を共有できる場」と位置付け、オフィスづくりに企業のポリシーやブランドを表現することは、これからのスタンダードになりそうです。 記事:自社のポリシーやブランドを表現 変化するVAIO株式会社の東京オフィス

株式会社KDDIエボルバ / #ニューノーマルの働き方 #エンジニアが働きやすいオフィス

異なるビルに分散していた3つの技術部門をひとつに統合したいという課題から、新オフィスの構想が開始。「SYNC UP」をコンセプトに、オフィス出社とリモートワークを融合した「ニューノーマル」の働き方を見据えつつ、コラボレーションが促進される仕掛けを織り交ぜながら設計を進めました。 2020年4月の緊急事態宣言以降は、全社的なリモート環境の構築を推進。リモートでも仕事ができる時代に出社する意味を求め、​​生産性・効率性にこだわったオフィスは、エンジニアが快適に仕事できる環境を整えたい企業の参考になりそうです。 記事:エンジニアの生産性を高める技術部門のニューノーマルオフィス「KDDIエボルバ」

株式会社Zehitomo / #最適な設備 #社内外のコミュニケーション #安心して働ける環境

入居していたビルの解体工事に伴って、「企業のミッションを実現するために最適なオフィス環境を整えたい」という想いで移転。今後も急速に組織が拡大することを見越して、建て替え予定で定期借家契約の居抜きオフィスを契約されました。 オフィス移転前の社員アンケートでは、コロナ禍〜アフターコロナで希望する出社頻度とその理由、新オフィスに求めるものをヒアリング。アンケートを基に、「Great place to work」、「Collaboration and communication」、「Safety」という3つのコンセプトを掲げたオフィスを創り上げました。 定期借家契約や居抜きオフィスならではのメリットを感じる、ちょっとめずらしい移転エピソード。同様の規模の企業では、オフィスづくりにおける社員アンケートの活用もぜひ取り入れてみたいところです。 記事:居抜きオフィス×定期借家契約は成長ベンチャーの味方?! 株式会社Zehitomo

まとめ

新型コロナウイルス感染症の流行を受けて、働き方の転換を契機として、多くの企業がオフィス移転を検討・実施したことと思います。リモートワークを導入した企業、人数を制限しながら出社を続けている企業……これまでに当たり前だった働き方が過去のものとなり、オフィスの意義について考え直した方も多いのではないでしょうか? これから訪れるアフターコロナの時代においても、働き方はさらに変化していくかもしれません。それでも、従来のような “全員出社型” のオフィスではなく、社員が働きやすいフレキシブルなオフィスが求められていくようになっていくのは確かです。 オフィスナビでは、オフィス移転をサポートさせていただくとき、ただ物件をご紹介するだけでなく、企業にとってのオフィスの意義や移転のコンセプトまで一緒に考えます。想いやコンセプトを大事にしながらオフィス移転やリニューアルを成功させたいときは、お声がけくださいね。 また、居抜きオフィス物件に特化した検索サイト「居抜きオフィスナビ」では、これからの時代に即したデザインのオフィスを多数ご紹介しています。ぜひ、こちらもあわせてチェックしてみてください。