成長ベンチャー「ビズリンク」が選んだ事業計画にフィットしたセットアップオフィス

 

株式会社ビズリンク

https://corp.bizlink.io/

東京都品川区西五反田7-1-10 U‘s-1ビル8F

規模:約65坪

株式会社ビズリンクは、ITプロ人材のマッチングプラットフォーム「Bizlink」の運営、フリーランス人材の業務委託紹介サービスを主力事業とされています。スキルの高い専門家を高額に採用するのではなく、必要な時に必要なジャンルの専門家の知見やノウハウを業務委託で活用するスタイルはこれから益々増えていくことでしょう。コロナ禍でのマーケットの変化や、2021年3月にご移転をされた新オフィスについて代表取締役の姜 大成(かん てそん)様にお話を伺いました。

株式会社ビズリンク 代表取締役 姜大成様

 

住む場所にとらわれない案件が急増

――コロナ禍になって1年以上経ちましたが、事業やマーケットはどのように変化しましたか?

2020年4~5月の緊急事態宣言あたりは一時的に売上が落ちましたが、Withコロナ時代になってリモートワークが一般的になった結果、地方在住のフリーランスの方々と案件をマッチングできるケースが増加しました。もともと大阪・名古屋・福岡・沖縄など経済圏の大きな都市に移住しているフリーランスの方はたくさんいましたが、コロナ前は東京に出社してほしいという企業様の案件が多かったのでこれまで私たちは彼らにあまり案件を紹介できていませんでした。それがコロナ禍でリモートワークが当たり前になってからは、地方在住の開発エンジニアが東京の案件を受けるようなケースも増えましたし、IT化を進めたい地方の企業様の案件は、東京在住のフリーランスの知見を業務フロー改善に活用するといったケースも増えました。私たちにとってはリモートワークの普及がフリーランス人材マッチングの追い風になっています。


――御社が運営されているフリーランスのマッチングプラットフォーム「Bizlink」について、競合と比較した強みを教えてください。

まず1つ目は比較的エンド案件が多いことです。SES(System Engineering Service)と呼ばれる業界は、多重構造になっているのでマージンが上乗せされていくのですが、私たちはほぼエンドのお客様案件しか掲載しないため単価が高いのが特徴です。2つ目の強みは、案件の多様性です。開発者案件だけではなくデザイナー案件やコンサル案件も多いのが特徴です。弊社の社内の事業部もエージェントとコンサルティングで事業部を分けていますが、コンサルティング事業部はフリーランスのスキルをシェアして企業のDX化を支援しています。コンサルティング案件は、業務フロー改善やクラウドツールの導入支援といった案件が多く、お客様もITに強くない中小企業が多いです。このような案件を扱っているマッチングプラットフォームは少ないと思います。

――案件量はどのように変化していますか?

開発者市場の案件量はあまり変わっていない印象で、コロナによって一時期減ったのがまた戻ってきた商況です。もともと開発者市場はエンジニアが90万人いて案件が110万人分くらいあり、約20万人分のギャップが存在しているほど潤沢な案件数があります。一方で、DX化の市場の方は、弊社内の体制強化や国の補助金の影響もあって、案件量が約4倍に増えています。

 

自社でもフリーランスを積極的に活用

――貴社でのフリーランス活用について教えていただけますか?

創業して間もない頃から、弊社では様々なセクションでフリーランスを活用しています。開発だけではなく、PRやマーケティング、ファイナンスなどのセクションの戦略設計の部分に顧問やアドバイザーとしてフリーランスの方に参加していただいています。彼らは全員リモートワークで、週1ペースでオンライン会議に参加してもらい、プロジェクトを回しています。社内で利用しているチャットツールでやりとりさえできればどこで働いてもらっても構いません。正社員として雇用すると年収1,000万は超えるレベルの方々を、月5万や10万で頭脳だけ貸してもらうことができるのです。頭を貸してもらって仕組みさえ作ってしまえば、オペレーションでPDCAを回していけるのでとても効果的です。自社でも積極的にフリーランスを活用し、よかった点を私たちのお客様にもソリューションとして提案しています。自社のフィロソフィーの浸透やロイヤリティをフリーランスの方にも期待しすぎるとフリーランスの働き方と相反するので、フィロソフィーやロイヤリティを持たずともできる領域に特化してもらうことが重要だと考えています。戦略を考えるために企業理解はもちろんしていただきますが、例えばマーケティングであれば目標となるものはマーケティングのKGIを設定といったように、プロジェクトごとに適切なゴールを設定してそれを達成さえしてくれればOKにしています。

――人材マッチングのプラットフォームを運営する立場として大切にされていることは何ですか?

広義のプラットフォームには、オンライン完結モデルと人が介材するモデルがあると思いますが、そのハイブリッドがよいのではないかと現時点では考えています。オンライン完結モデルはロングテールというメリットがある一方で、単価は低めで品質も人が介材するよりも落ちる傾向があり、案件の属性もライティングやロゴ制作などの安価な案件が集まりやすくなります。人間はオンラインだけでは信用がなかなかできないので、もし失敗しても怪我しないレベルの案件が集まってしまうのです。そのため、ミドルからハイレイヤー層のマッチングとなるとオンライン完結モデルではまだ心配なところがありますね。人が介在する分、信頼を担保できるので案件単価や継続性も高まり、トラブルをある程度抑制することができるのだと思います。

エントランスのデザインや家具もそのまま利用できるセットアップオフィス

やどかり理論

――2021年3月に五反田にオフィスをご移転されましたが、今回、オフィスをご移転されることになった背景を教えていただけますか?

まずは新橋の前オフィスが建て替え予定があり、入居できるリミットが決まっていたこと、そして、事業を拡大していく中でオフィスに余裕を持たせたかったことが移転理由としてあげられます。「やどかり理論」って聞いたことはありますか?宿(貝殻)以上に本体は大きくならないという意味なのですが、狭いオフィスにずっといると、本能的にそのキャパシティにあわせた事業戦略になってしまうと私は考えています。インターンや新卒を受け入れようとしても、スペースがないので減らそうという思考になってしまうのです。反対にオフィスに余裕があると、埋めようという心理がはたらき、新しい挑戦に対して攻めの判断ができるのです。こういった考えから、事業計画を鑑みると約2倍の面積への移転を検討することになりました。

人数が増えてもまだ十分に余裕がある執務スペース

――オフィスをお探しになられた際にどのような点を重視されましたか?

1つ目は、採用に有利なエリアであるということです。JR山手線の渋谷~新橋の間あたりは、ITベンチャーで盛り上がっているエリアですし、少し西側にいくだけでリーズナブルな住宅街が広がっていて、通いやすく住みやすいという点を重視してエリアの選定をしました。2つ目は、これも採用に繋がるのですが、内装のおしゃれさにはこだわりがありました。会社がもう1つ前のフェーズであれば古いビルでもよいと思うのですが、人数も増えてきて上場を目指している会社がイケてないオフィスで仕事をしていると、オフィス環境からうけるストレスってモチベーションや心の健康にも影響してしまうと思うのです。1日の大半を過ごすオフィスですから、居てワクワクするような高揚感を感じられるオフィス、清潔感やおしゃれさのあるオフィスがいいなと思いました。3つ目はシンプルに金額です。上場する前にまた再度移転する可能性も考えたら、いま内装工事費用にコストをかけるより、採用やマーケティングにコストをかけた方が絶対によいので、手出しが少なくなるべく身軽に入居ができるという点は重視しました。

――オフィスナビへお声がけいただいたのはどのような経緯でしょうか?

最初はいままで付き合いのあった3社くらいの仲介会社さんにお声がけさせていただいて物件を提案してもらったのですが、なかなか希望にあう物件がなく妥協しないといけないのかなと感じ始めていました。そんな時に、弊社の役員から、こんなサイトがあるよと「居抜きオフィスナビ」を教えてもらい、問い合わせをしたところ、すぐにチャット経由で提案してもらい5件ほど居抜きやセットアップ物件を内見することになりました。

――居抜きやセットアップオフィスという概念はいつ頃どのようにお知りになられましたか?

居抜きは創業時から知っていました。弊社は、渋谷の上場企業のオフィスを間借りしてスタートし、その次はエンジェル投資家のオフィスにベンチャー3社で同居してという流れだったので、自分でオフィスを借りるにしても居抜きが良いと感じていました。セットアップを知ったのは前回の移転の時で、内装がおしゃれで初期費用も安いものが多くとても良いと思ったので、今回も居抜きとセットアップ2つの軸でオフィスを探すことにしました。

――それで居抜きやセットアップ限定でオフィスをお探しになられたのですね。

3~5年以上、長期で入居することが決まっている企業規模になればよいのですが、私たちベンチャー企業は毎年人数も変動し、2年たたずにオフィスを移転するケースもあります。初期のフェーズはコストを抑えないといけないのでなるべくぎりぎりのサイズのオフィスを探すという事情もあります。このようなフェーズで内装費用をかけても1~2年で移転する必要がでてくると原状回復もしないといけなくなり、無駄なコストになってしまうので、内装費用はできるだけ抑えたいという考えを私は持っています。居抜きやセットアップオフィスであればレイアウトや内装を検討する手間や時間も省けますし、私たちはそれに時間をかけるより事業のことを考えていた方がいいですから、ベンチャー企業にとって、おしゃれな居抜きやセットアップオフィスの選択肢が増えていることは大変ありがたいことです。

事業計画に寄り添った賃貸条件提示が物件選定の決め手に

――複数ご内見された中で、新オフィスを選ばれた一番の決め手は何でしょうか?

芝浦の方で駅から近く、広いテラス付のおしゃれな物件も候補にあったのですが、今のオフィスの決め手となったのはオーナー様が弊社の事業計画に合った条件を提示してくださった点です。おしゃれなセットアップ物件という点ではもともと申し分なかったのですが、当初の提示賃料は現在の弊社のフェーズには高すぎてそこだけがネックでした。内見後、申込の上ご相談したところ、1年目と2年目以降の賃料設定を変えた段階賃料を提案してくださり、約1年後には社員数も売上も増え、提示賃料でも全く問題なく払える事業計画でしたので、弊社にとっては断る理由のないありがたい条件で入居できる運びとなりました。

余談ですが、移転後、3駅以内もしくは既定の距離以内に居住する社員には家賃補助を出すようにしたのですが、今年の新卒含めて4人が会社から徒歩5~10分くらいの補助対象エリアに住むようになりました。通勤がしやすく、混雑した電車に乗らなくてよいことはコロナ対策にもなりますし、公共交通機関の遅延の影響もうけないのがメリットだと感じています。

――内装面で気に入っているポイントはありますか?

このセットアップオフィスは間取りが最高だと思っています。大小2つの会議室が欲しかったので、希望に合致しており、執務室が横幅の広い長方形でデスクを2島並べられるイメージがわきました。社員が最大40~50名に増えても大丈夫そうなので3年くらいは入居できそうだなという見通しがついたのも気に入ったポイントです。

エントランスの両サイドに大小2か所の会議室

――今後、企業にとってオフィスはどうなっていくと思われますか?

大企業は、賃料が高くて広すぎるオフィスを構える必要はないので、各コワーキングスペースなどを利用して分散化が進んでいくのではないかと思います。ベンチャー企業は、規模や業態によってオフィスが必要かどうか二極化していくのではないでしょうか。私たちのように営業系の組織は、チーム作り、モチベーション維持、教育の観点からオフィスは必要だと感じています。リモートワークは、今まで出社してお願いしていた仕事をそのままリモートでしてもらう分にはよいのですが、そこから次にこれしてあれしてという追加の依頼や進捗管理が難しくなってしまうと感じています。ベテランメンバーは少し調べれば対応できますが、若手メンバーはそうはいかないですから…。オンラインだけだと無駄なことを教えないので、どんどん分業化が進み、マルチタスクをこなせない人材が増えてしまうという危惧があります。若手の育成やコミュニケーションにおいては、オフィスでの業務もとても大切だと考えています。

――今回はご入居をお手伝いさせていただき、また貴重なお話を聞かせていただき誠にありがとうございました。

営業担当 三根より

この度はご移転のサポートをさせていただきありがとうございました!ビズリンク様の事業計画に沿った物件をご紹介することができ良かったです。初回の案内時から居抜き、セットアップオフィス限定でお探しでしたが、妥協して物件は決めたくないと姜社長から伺っておりましたので、無事に物件が見つかり嬉しい限りです。物件はおしゃれな内装付きのセットアップオフィスにお客様自身で選定された家具が入り、より魅力的なオフィスになっております。御移転後のご挨拶の際には新卒の方も入社されており、さらに会社の勢いが増しておりました!また、姜社長をはじめ社員の皆様にはご契約のお手続き等、迅速にご対応頂き改めて感謝申し上げます。2~3年後には更なる拡大をされると思いますので、ビズリンク様に負けないよう私自身成長していきます!
皆様の益々のご活躍、心よりお祈りしております。

インタビュー・編集:服部 撮影:平井

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