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オフィス移転企業インタビュー オフィス移転の目的やその効果を企業経営者に徹底取材!

前野 隆 様

株式会社ラブ・ラボ

取締役 前野 隆

  • 地方本社だからこそ、東京支店が求められる仕事に特化して事業拡大
  • 企業URL https://www.rub-lab.com/
  • 移転先 ワコー宮益坂ビル
  • 住所 東京都渋谷区渋谷2-19-19
  • 移転時期 2018年4月
  • 移転規模 約36坪→約55坪

再開発が続く渋谷駅東口。

渋谷駅周辺はIT・ベンチャー企業を中心に、需要が多く、リーマンショック以降、オフィスエリアの中でも早期に空室率改善、賃料上昇をはたした代表的なエリアです。移転二ーズが多くなってきたのに対し、ビルの空室は少ないため、解約予告がでてから前テナントが退去する前に、申込が入って契約予定になる人気物件も多くなってきています。
再開発もすすんでいますが、竣工前から大手企業の入居がきまっているため外部募集が少なく、六本木や五反田方面も含めて検討される企業も多くなってきています。


今回、渋谷エリア内で拡大移転をされた
株式会社ラブ・ラボ様(本社・工場:香川県高松市)は、個人やサークル、スポーツ団体、企業などから、年間300万枚以上のオリジナルTシャツ・オリジナルウェア・オリジナルグッズのオーダーを受注し、製作されています。
社名には、ラブ(RUB)=「刷り込む」、ラボ(LAB)=「LABORATRY、研究・開発する」という意味がこめられています。デザイン、見積りからプリント、納品までの全工程を自社で行う企業力と、お客様がつくりたいものを形にする提案力で成長を続ける株式会社ラブ・ラボ 取締役の前野様にお話をうかがいました。


― 御社はオリジナルTシャツやグッズの制作を個人や企業からオーダーを受けて制作されていますが、主に東京支店ではどのような業務をされていますか?

取締役 前野 隆 様

近年、香川本社のEC事業部と東京支店は業務をはっきり分けるようになりました。
地方本社なので集客はホームページメインなのですが、サイト経由での個人やサークルなどからのオンラインでのTシャツ等の受注は本社のEC事業部で対応し、東京支店はBtoBの法人向けの仕事に特化しています。
「このアーティストのグッズをつくりたい」、「ものづくりや物販がしたい」、「大きな仕事がしたい」など、やりたい仕事ありきで、どの企業や代理店さんがその仕事をまわしているのかを情報収集してアプローチをかけたりしています。


渋谷MJビル レイアウトプラン サンプル。

― 前回のご移転(渋谷MJビル)も弊社で仲介させていただきましたが、2016年9月に谷本社長が無料レイアウトサービスにお問い合わせいただいたのがきっかけでしたね。

そうです。前回は正直、3社か4社ほど仲介会社さんに問い合わせをしていたのですが、レイアウトまでいれた状態ですべての物件を案内してくれたのは御社だけだったので、イメージしやすくレベルが高かったです。
なので、後半は御社だけになっていきましたね。
希望通り、社員14人と8人用の会議室がはいる規模感のオフィスをみつけることができました。

近藤さんも、きっと忙しいと思うのですが、親身になってくれていることが対応から感じられました。
そういうお人柄なんでしょうね。


― ありがとうございます。その時はどのように物件をお探しでしたか?銀座線の渋谷~赤坂見附でお探しだったと記憶しております。

京進出する前は、毎月出張で東京に来ていて、私たちのお客様である繊維メーカーさんが日本橋や人形町周辺に多かったので、その周辺にアクセスのよい浜松町とか品川・大崎など山手線の南半分の駅ならどこでもいいかと私は思っていました。
ただ、代表の意向は東京といえば「青山」だったんです。
それで東京進出時のオフィスは外苑前にきまったのですが、名刺交換すると、「あ、青山なんですね!」と2人に1人は言われるので土地のブランド力があるんだなと後で気づきました。
その流れをくんで、前回の移転も青山通り沿いで探そうというのがスタートで、ただ、あまりに範囲を狭めると厳しいので、最大限範囲を広げたのが渋谷から赤坂見附の青山通り沿い周辺だったんです。
いくつか物件を内見して、表参道のビルと北参道のビルと渋谷MJビルの3つくらいに候補がしぼられました。
表参道の物件はトイレが1ヵ所しかなかったので、今回の移転では男女別にわけようということを重視して候補から外しました。
北参道の物件は綺麗だったので、プッシュする社員も多かったのですが、やはり渋谷という立地と、物件に縁を感じたのが渋谷MJビルを選ぶ決め手となりました。
取引していた会社が同じ区画に入居していて、何度か訪問したこともあったんです。
しかも、そこを退去されて大きく成長されていますから、代表の谷本も出世ビルであることを気にいったようでした。
予算はオーバーしましたが・・・(笑)。


渋谷駅から青山通りへ続く宮益坂。


ワコー宮益坂ビルは郵便局前の分かりやすい立地です。

― 前野さんは当初は渋谷には乗り気でなかったそうですが、今は渋谷を気にいっておられるとお聞きしています。渋谷に移転してよかったことはどんな点ですか?

あまり宮益坂方面は知らなかったので、個人的には渋谷はスクランブル交差点や道玄坂方面のイメージが強くて、人が多すぎる場所に毎日通うのが嫌だなと思っていたんです

ただ、実際オフィスが渋谷に決まると、路線が多くて通勤時間が短くなった社員が多いですし、私たちは訪問で外出が多いので、どこにいくにも動きやすくて非常に便利ですね!


エントランスには自社キャラクターのぬいぐるみがお出迎え。このようなグッズ製作も依頼できます。

― それで、手狭になられて今回2018年のご移転も渋谷メインにお探しになられたんですね。

はい、一応、表参道と恵比寿も内見したビルはありましたが、最終的には渋谷になりましたね。
ワコー宮益坂は、私から見て抜群によかったのですが、代表からいわれている予算をかなりオーバーしていたので、難しいだろうなと思って1回目の内見は私1人で行ったんです。

渋谷MJビルの契約期間満了までまだ期間があったので、無理だったらまた別のところを探そうとひらきなおって、まずは渋谷の予算感を分かってもらうためにも「1ヵ所いいところがあったから見にいってほしい」と、代表にも見にいってもらいました。
そうしたら代表も気に入って、「OKなんだ?!」と驚きましたね(笑)。
予算はオーバーしていましたが、ちょうど私たちも業績が伸びていて、中国進出の採用もうま


― VR内覧サービスも体験していただきましたね。

以前の移転時のレイアウトでも3Dで検討できたので、それだけでもイメージがつくようになっていて、VRにしなくても私は充分検討できたのですが、VR自体には個人的に興味がありましたね。取り組みが早いなとおもいましたし、ここまでリアルなんだと感動しました。


ワコー宮益坂ビル 3Dレイアウト

↑ 3DレイアウトVR画像はこちらからご確認いただけます。


ワコー宮益坂ビルレイアウトプラン サンプル



― 東京支店の今後の展望をお聞かせいただけますか?

執務スペース


今回、前職で経験があった社内のスタッフが事務所の内装デザインや工事の発注をしてくれたので、自分たちでオフィスを作ったという思い入れや愛着があります。最低3年はいたいと思っているのですが、人数も将来的に今の14人から倍くらいにはなっていくと思うので、私がいる間はBtoBの事業を大きくしていきたいですね。
本社の方は、Tシャツ・ポロシャツ・タオル・キャップなどがメインで、無地商品を商社さんから仕入れてデザインと加工をするところが仕事になります。
東京では、売上の6割くらいは本社と同じ仕組みですが、残りの4割は0から物をつくっているので定番がなく、1つ1つが一品ものになってきます。某スポ―ツリーグのユニフォームのレプリカをつくる依頼をうけたり、ビッグなアーティストのツアーグッズを何十万個つくったり、旬な話題にかかわりのある仕事ができていることが、スタッフのやりがいにもなっています。

社内のスタッフがデザインされた愛着あるオフィス。

BtoB向けのグッズサンプルも展示されています。


ある有名企業には社員を駐在させて、その企業の専任として様々なグッズの企画・製作にたずさわっているケースもあります。
イベントが多いのも東京で、決裁権をもっている企業の本社が集積しているのも東京なので、お客様の求められるものに臨機応変に対応できるのが東京支店になってきます。私たちの仕事は、お客様からの依頼でこういうものをつくってくれというのがOEM、企画からはいったとしてもODM、この2つがメインで、今はお客様のつくりたいものを形にしてあげるのが仕事なので、どうしてもお客様のコンテンツやイベントありきになります。ここで培ったノウハウを活かして、イベントを主催する側になるかはまだ分かりませんが、5年以内には自分たちがコンテンツ自体をもちたいですね。


― 今回は東京支店ならではのお仕事内容や物件選定までのお話をくわしくお聞かせいただきありがとうございました。

ラブラボ前野様(左)と オフィスナビ近藤(右)




◆担当営業(近藤)より


今回もご移転をサポートさせて頂き、誠にありがとうございます。
前回のご移転から約1年3ヶ月でのご移転となり、ラブ・ラボ様の成長スピードに驚きと同時に、私も嬉しさを感じております!
今回も内装に力を入れられており、エントランスやショールームはもちろん、執務室にリフレッシュスペースとしてボックス席を設けておられ、従業員様への配慮を感じました。また社員の皆様が笑顔を絶やさず、いきいきと仕事をされておられ、風通しの良さも感じました!
引き続きお困り事がございましたら、全力でサポートさせて頂きますので、何なりとお申し付け下さいませ。
益々のご発展を心より願っております。

◆編集後記

ご移転に関するお話以外にも、本社に人事総務チームができ、主体的に動かれた結果2017年、2018年と2年続けて健康経営優良法人認定を受けられたこと、社長様が7つの習慣研修講師の資格を取得されて全社員に研修をされたことなど、社員数が比較的近い弊社にとってとても刺激をうけるお話をたくさん聞かせていただくことができました。
各支店やリーダーに任せてそれぞれの分野の現場で主体的に結果をだしてもらうようお互いサポートしあう社風が企業成長の鍵だと感じました。
弊社もアジア進出を目指していますので、将来的にラブ・ラボ様のアジアでのオフィス移転もお手伝いできるよう成長を目指します。

営業担当:近藤
インタビュー:服部
写真撮影:平井

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