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オフィス移転企業インタビュー オフィス移転の目的やその効果を企業経営者に徹底取材!

橋本 正徳 様

株式会社ヌーラボ

代表取締役 橋本 正徳

半蔵門線・都営三田線・都営新宿線が利用可能な神保町駅。

千代田区神田神保町。
本エリアは古くから出版関連企業や古本屋街が目立ちますが、近年は大型ビルが竣工してオフィス需要が増え、様々な業種の入居が見られるようになりました。

エリア内には大学、各種専門学校などが多数あり、飲食店をはじめとした店舗も多いため、オフィスワーカーにとって働きやすい環境といえます。

緑豊かな皇居・靖国神社・北の丸公園がある九段下駅も隣接しており、利用可能な東京メトロ・都営地下鉄の路線が多くあり通勤にも便利です。


学校や書店が集積する神保町。


靖国通り沿いの専修大前交差点からすぐの立地です。

神保町エリアにご移転をされた株式会社ヌーラボ様(本社:福岡)は、「働くを楽しくする」のミッションを掲げ、チームのコラボレーションを加速するツール「 Backlog (バックログ)」「 Cacoo (カクー)」「 Typetalk (タイプトーク)」を運営されています。プロジェクト管理やビジネスチャットが可能なこれらのツールを社内でも日常的に活用され、ユーザーや社員同士のコラボレーションを生み出しておられます。


今回は、株式会社ヌーラボ 代表取締役の橋本様にお話をうかがいました。


スタイリッシュなエントランス。

― 今回ご移転に至った経緯を教えていただけますか?

最初、東京オフィスは渋谷に事務所があって、2016年に移転をしようとしたときは、渋谷の賃料が高く物件も少なくなってきたので、別のエリアを探そうということになり、当時のメンバーが通勤しやすい神楽坂へ事務所を移しました。
東京オフィスは当時メンバーが5人で、しばらくは人が増えないだろうと思っていましたが、想定よりも事業の成長が早く急遽人員が増えて手狭になり、1年たたずに移転しないといけない状況になり、今回もオフィスナビさんへご連絡をしました。

神楽坂周辺だとなかなか物件がみつからなかったのですが、提案をもらう中で、神保町でよい物件が見つかって、このエリアも社員の交通の便がよさそうだったので最終的に決めました。



エントランスでは「ヌーマン」がお出迎え。海外のストリートのような印象です。

― 物件選定の上で条件にしていたポイントはありますか?

人数が増えて手狭だったので広さはもちろん必要だったのですが、神楽坂の前オフィスは、会議室が2つしかとれず、足りなくなってきていたのでもう少し個室の数がほしいと感じていました。移転した今のオフィスは会議室4ヵ所とセミナールームをつくることができました。 この辺りだとあたりまえかもしれませんがセキュリティーがしっかりしていることも重要視していました。


エントランスでは「ヌーマン」がお出迎え。海外のストリートのような印象です。

エントランスはフォトスポットに!

― オフィスのコンセプトや内装のこだわりについて教えていただけますか?

物件が決まってから、新オフィスのコンセプトは「HUB(人の集う場所)」 に決め、社員が主体となって内装会社さんとやりとりしてすすめてくれました。 エントランスは、フォトスポットにしてみました。広報にも使えますし、来場者が多いので、SNSでどれだけつぶやいてもらえるかを考慮して、写真映えするようにしました。

壁に描かれているヌーマンというキャラクターも5つくらいの案から決めました。自社のツールを使ってプロジェクトをオンライン上でつくり、全て2ヵ月で決めきるようにすすめていきました。

僕は本社がある福岡にいることも多かったので、絵や間取りだけみて判断し、実物をみたのは内装完成後でしたが、なんとかなりましたね(笑)


カラフルで多様な椅子のセミナールーム。こちらで様々なイベントが開催され、コラボレーションが生まれます。

― 新オフィスで実現したことや移転してよかったことはありますか?

昔、僕のお客様が神保町にいてよく仕事で来ていたんですが、行きか帰りにいつも「ボンディ」のカレーを食べていたんです。ここに移転してから、本当に行きやすくなりましたね(笑)。本当に美味しい!僕の好きなカレーはボンディかココイチなんですよ。


「Geeks Who Drink」と名付けた、技術者やユーザー向けのイベントを、セミナールームで月1~2回のペースで続けられるようになったのも大きいですね。
神保町はカレーが有名なので、来月はカレーをテーマにしたイベントをしようかということになっています。「もうやんカレー」さんに、つてがある者がいて実現しました。
毎回テーマは異なりますが、技術者向けのイベントもお客様向けのイベントも行います。
会議室も4ヵ所に増えましたが、稼働率はよいと思います。
ユーザーとヌーラボが交わる場、技術者同士が交わる場、そのような多くのコラボレーションを生み出せる場に近づいていると思います。


会議室はレンガ調の柱がアクセントに。

― 新しい働き方やオフィスに関する取り組みについて教えていただきたいのですが、宮古島でのリゾートワーク制度もされているのですね。


宮古島市の方が僕を呼んでくれて、サテライトオフィスを作ってくれないかというお話をいただきました。1回目はどうだろうなと思って帰ってきて、2回目呼んでくださったときに人事のメンバーを連れていって、何かできないかなと相談して、オフィスを構えることはできないけどリゾートワークならできるんじゃないですかということになりました。
行きたいメンバーには、地元の小・中学校・高校と連携して、1時間の授業を行う事を条件に、企画をあげてもらい、かつ、リモートワークで現地で仕事も行います。各自バラバラで、家族を連れていくものもいるのですが、全体で12人くらいですかね。各メンバー1~2週間くらい滞在しています。


― 最後に、担当させていただいた木浪のご対応はいかがでしたでしょうか。

対応がすごく早かったですね。あと、オンラインでのコミュニケーションに強いのがありがたかったです。 過去に、福岡で移転した時は昔ながらの業者さんが多くて「今からFAX送ります」とか言われるんですよ(笑)。電話がかかってくると、でないといけないし…。東京オフィスの移転時はFacebookのメッセンジャーで、木浪さんと私含め社員2名のグループでやりとりしていて、そこでほぼ意思決定できていたので早かったですね。インターネットリテラシが高い点は凄く助かりました。




◆担当営業(木浪)より


前回のご移転から1年という期間での増床で、ご連絡をいただいた時は驚きが駆け巡りました!ただ、それと同時にご成長されている事を大変嬉しく感じました。
ご希望に合致する物件を見つけるのはもちろんですが、神楽坂のオフィスも綺麗な内装でしたので居抜き(室内造作をそのままに、原状回復費用を削減)での退去をできるように並行して進めるというのも私個人としては特に気を付けておりました。
結果、ご移転先が神楽坂ではなく、食に溢れる神保町というエリアの綺麗なビルにきまり、居抜きでの退去も決まって本当に良かったです。
今回のご移転で特に印象に残っているのが、社長がお忙しく、なかなか東京でのお時間を確保することが難しかったので、ここで入居するという事がほぼ決まった段階で初めて社長にご内見いただけた事です。内心は「内見後に何か心境の変化があるのでは」と不安はありましたが、そこはヌーラボ様の社内での連携が抜群でしたので、不要な心配でした。
社風を感じられる取り組み、社員様の雰囲気やお人柄が本当に大好きです。
益々のご発展を心より願っております。facebookの投稿も日々楽しみにしております。

◆編集後記

福岡本社以外に東京・京都・ニューヨーク・アムステルダム・シンガポールにオフィスを構えるヌーラボ様。
京都では社員の皆様がDIYで古民家を改装してオフィスをつくられたり、海外ではコワーキングスペース「WeWork」に入居されている拠点があったり、ビールサーバーがある拠点があったりと、場所毎に取り組みやオフィスの特徴はありますが、根底には社内外の人のコミュニケーションやコラボレーションが加速するようにという共通の想いがありました。
様々なイベントや制度が社員から主体的に提案され、随所に「楽しさが大事」という企業文化や 「Fun」「Creative」「Collaboration」というキーワードが浸透していると感じました。
新しい取組みの発信を積極的にされているので、今後も楽しみに公式サイトを拝見させていただきます。
この度はインタビューさせていただき誠にありがとうございました。

インタビュー:浜野・服部
写真撮影:平井

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